ABOUT

鶴園みあ Mia Tsuruzono

受験戦争を勝ち抜き、京都大学法学部に現役入学。
卒業後は司法書士に。
自分の事務所を持ったものの、生きづらさを感じはじめ、心と癒やしについて学び、心理カウンセラーに転身。

絵とはほぼ無縁な人生を生きてきましたが、50歳になって絵を描く楽しさに目覚めました。

「若い女性やイケメンにお花を飾ってる写真はたくさんあるのに、なんでおっさんにはないねん?」 と思ったことが、花おっさんを描きはじめた直接のきっかけです。

私の父は、周りの賞賛や敬意が欲しくて、いつも人と競争し、力の証明をしていました。

その父が亡くなったとき葬儀に参列したのは、ほんの一部の家族と親族だけでした。

このとき、父や私自身の生き方に強い疑問を感じたことも、花おっさんを描く動機となっているのかもしれません。

「俺って、凄いんだぞ」「俺って、人より優れてるんだぞ」と周りと競争し、力を誇示しなくても、ただ存在しているだけで価値があるし、愛される

そんなふうに生きられるおっさんが増えたなら、この世界はもっと平和に、幸せになるはず。

そう願って今日も私は、おっさんにお花を咲かせています。